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バカポシティブ [読んでみた!]

  バカポシティブ
  著者:関根勤
  ヴィレッジブックス新書



<内容紹介>
人生哲学みたいなものって、偉そうだし、自分なんかが言うのはおこがましいから、最初で最後といって関根さんが語ってくれた、関根流ポジティブ思考の法則。なぜ、あんなに多くの番組に出て愛されているのかがよくわかります!単純に笑えて、しかも今すぐ使えます。目指せ、愛される“ゆるキャラ”!


いや~ 関根さんっていい人ですよ。

この本読んで前より好感持ちました^^

バカポシティブ・・・・この言葉もいいなあって思います。

おバカキャラが好きという関根さん。
とってもピュアでまっすぐ生きてるから。と。(うん、私も好き)
笑われても優越感を持たれてもバカにされても明るく前向き。
だから多くの人に愛される。
そういうポシティブさが周りも自分も幸せにするんですね。

きっと誰でも、バカにされたくないって気持ちはあると思うんだけど (どうなの?)
私はそうなんだけど。
そういうのが邪魔して、どこかポシティブになりきれない自分がいる。
それと、嫌われたらどうしようとか余計なこと考えすぎてたり。
でも、もっと単純でいいのかなって思いました。

バカみたいにポシティブなのがいい!・・・・んですよ。
(いや、ビックリマークまでつけちゃわなくてもいいんですけどw)


自分が言われたらいやなことは人には言わない。とか、
生きてることだけで素晴らしい、失敗しても命とられるわけじゃない。とか、
物事を肯定的に捉えた方が何倍も楽しい。とか・・・ 

関根さんの人柄がうかがわれます。

見てるだけじゃ気づかなかったけれど、
そういえば関根さんって、他人が不快になるようなことも、誰かを責めるようなことも
決して言わないよなあ。なんて。

お笑いしてる人って、どこか不真面目なのかなって思ったりするけど、
この人は真面目に不真面目をやってる人なんですね。


その他には、欠点をホメて直す。
トラウマも受け止め方しだいでマイナスにもプラスにもなる。
余裕を持てば人を許せる。
ムカついたらなんでそうなるか理由を想像してみる。
偉いも偉くないもない。威張っている人は人から尊敬されていないことに気づいてない。
年に一度ハジける場所を作る。
一生懸命さ、好かれることはチャンスをつかむ。
ヤケクソでハジけることが幸運をもたらすこともある。
お金持ちに生まれなくてよかった。

などなど。
それぞれの章でいいこと書いてます。

中でも気に入ったところは、「高田純次に学ぶ処世術」ってところ。
高田純次さんって、そういえば、真剣に怒ったところを見たことないなって。
どんな失礼なこと言われても、飄々としてて、いつも上手に冗談で切り返せるある意味天才w
あんな風に切り返されたら、喧嘩にもならない。
私もムッとしたら、高田純次だったらどう言い返すか想像してみることにしよう。と思いました。まる

自己チュウにはわけがある [読んでみた!]

 自己チュウにはわけがある―対人心理学で分かったこと 
  著者:斎藤 勇
  文春新書



<内容紹介> あなたの隣には、何でも自分の思い通りにしようとする、困った人たちがいませんか。そして、また一方には、人が自分をどう思っているのか気になって仕方がない人たちがいます。もちろんどちらの生き方がいいとも言えません。でも、たった一度の人生です。どうしたらもっとラクに、楽しく生きることができるのかを考えましょう。簡単にできる27の心理学の実験があなたの「生きづらさ」の正体をつきとめ、「まったく新しい自分」にあなたを導きます。


いますよね~。何でも自分の思い通りにしようとする困った人たち。
まあ、私の隣にもいたりするんですけどもw

そんな自己チュウにはわけがあるのかなあ、ってこの本を読んでみたわけです。


で、わかったのは、自己チュウにわけがある・・・わけじゃない。

みんな自己チュウなんだって。

人間はそういうものだって。

ただ、ここで言う自己チュウってのは、自分のことを中心に考える人っていう意味であって、
何でも自分の思う通りにしようとする人って言う意味の自己チュウとは、少し違うのかな。


色んな心理学の実験や、著者の具体的な経験とかを交えながら、
とてもわかりやすく心理を解いていて、読みやすく面白かったです。


私としましては、

「公的自己意識」と「私的自己意識」の話や、「自己防衛比較理論」とか
自己評価を高く維持するために、「反射」と「比較」していることや、
セルフ・ハンディキャッピングの話や、
「ハロー効果」の話や、優越欲求の話
高モニター性格と低モニター性格の話
「ポッシブル・セルフ」の話

などなど、なるほどな~と思ったことが色々ありました。はい。



もうちょっと詳しく書いときましょか?
せっかく読んだのだから、忘れないようにw


~*~*~

自分のことばかり考える人のことを自意識が高いと言うが、
自己意識の高い人と低い人がいる。
自分にばかり意識が集中すると、完璧でありたいという理想とのギャップに苦しみ、
心理的に不健康になりかねない。

ところが、人間はそんな不快な自己意識から逃げる。
自己意識が高く、自己評価の低い人は特に、お酒に逃げて忘れたり、耳を塞いだり。

失敗した時、自己意識は高まるが、
気分転換のできない人、いつまでも失敗した時の自己意識が戻らなく高いままの人は、抑うつ傾向である。
真面目すぎ頑張りすぎはよくない。

自己意識には、公的自己意識と私的自己意識がある。
公的自己意識は、人からどう見られているか気にする意識。
私的自己意識は、自分自身の基準で自分を見る意識。
私的自己意識が高いと、人から自己中だと思われるかも。
公的自己意識が高いと、人から嫌われないか気にするあまり緊張し、人づきあいがうまくいかないこともある。


エライ人や優秀な人に会うのはプラスであるはずなのに、避けようとするのは
自分がみじめになるから。「自己防衛比較理論」
できる人には会いたくないという心理。(自己評価の低い人は特に)
自尊心の維持。

だから、できる人は案外孤独。

自己評価は、変わらない部分と、ちょっとしたことで上がったり下がったりする部分がある。
優秀な人との人間関係は、ストレスと劣等感を生み、自己評価を下げる。
自分より下の人と比べて慢心しても進歩はない。が自己評価は上がり、進歩に必要な積極性は促される。

友情のなかの複雑な心理
自分にとって重要だと思ってることに対しては、自分の評価は高く、親友の評価は少し低くなるもの。
自分が関心のないことに対しては、親友の方ができると評価。
つまり、自分にとって大事なことでは親友に負けたくないし、親友ができることを素直に喜べない。

SEM理論(自己評価維持)
自己評価は周りの人との比較で決まる。
人はどうやって自己評価を高く維持しようとするのか?
「反射」・・・友人の威光や業績を借りて、自分を光らせ、その他大勢に対する自己評価をあげる。
       出来の良い友人のことを話すときは、自尊心を満足させれる。
「比較」・・・出来の良い友人と比較することで、自己評価が下がる。劣等感ばかり刺激される。

セルフ・ハンディキャッピング
試験の前日テレビを見る=>試験ができなかった時の為に、自分の言い訳を作っておく。
本当はもっと成績が良いはずなのに。しょうがない。という言い訳。

人はみんな自己チュウ
あなたは家事をどのくらいやってますか?・・・・家族全員足すと100%をかなり上回る。
私はこんなにやってるのに・・・人がどれだけやってるかは見えてない。自分のことだけを見ている。
公平に判断しているつもりでも、自己中心的になっている。
さらには、自尊心を満たすため優位に立つ為に、自分を過大評価する。


客観的見方などありえない!

就職活動の面接で、バブル期の売り手市場の時は、大抵の人が内定をもらえるので、特に目立つ必要はなかった。
むしろ、目立つと落とされたりする。

しかし、受かる人が少ない場合、その他大勢では落とされる。目立った人が受かる。(真っ先に落とされることもあるが)
自信を持って異質な意見を言うといいかも。
場所で目立つ。試験官の正面の位置、試験官と目が合う位置がいい。
同じくらいの意見を言っていても、目が合う位置にいる人をリーダーだと思う心理。


無視されると、人はなぜ怒るのか
長電話を叱るのは、電話はそこにいない人と話すわけで、そこにいる人を無視することになる。
無視された人は愉快ではない。
叱っていい相手で、叱る正当そうな理由が見つかったとき、怒りがストレートに向かう。
自分を敬うべきだと思ってる人間に無視されると、自尊心が傷つけられ、腹立たしくなる。
男性は、人間の優劣に敏感。自分が上か下かを気にする。
自分を尊敬しているか不安。
無視されたのは、能力を認められず、尊敬もされていないことだと思うので、腹を立てる。
自己意識の高い人ほど、無視されたとき、その人に対して嫌悪感を持つ。
本当はただ話に夢中になってて、他の人に気を配れなかっただけかもしれないのに、
無視された、自分のことが嫌いだからだと勝手に思い込んでしまう。

みんなそれほど他人のことは気にしてない。無関心。みんなそれぞれ十分に自己チュウ。


ハロー効果 (後光効果)・・・一つの特徴や才能が素晴らしいと、それによって他の性格もよいと判断してしまう、歪んだ認知傾向

「男の先生はかわいい女の子ばかり合格させてしまう」
面接で人間性を見ているつもりだが、意識しないままかわいい子を合格させることになる。
人柄は見えないがルックスは見える。

ペアの女性が美人だと、周りの人の評価(印象)が良くなる。
彼女が美人であることの優越感。彼女だけでなく彼自身が高く評価され魅力があると思われる。(ただ嫉妬もされる。)


栄光欲

誰にでも優越欲求はある。
劣等感は優越欲求を持ってるから。
上には上がいるので、優越欲求は完全には満たされない。

直接自分が満たすのではなくて、間接的に満たそうとする。
同郷の有名タレントや政治家などを自慢するなど、人を好きなように利用する。
好きなチームが強い時は、一生懸命応援するけど、弱くなると見向きもしない。自己中。


セルフ・モニタリング

相手の反応を見ながら自分の行動をチェックし相手に対応すること
誰でも行っていることで、人間関係をスムーズにする。
要するに、相手に合わせた自己呈示

高モニター性格・・・その場の状況に応じて行動を決める (相手と場所によってかえる)
低モニター性格・・・自分の信条を優先して行動を決める (状況に影響されない)

どちらがいいかとは言えない。一長一短。ただどちらも度を超えると問題。
ホンネとタテマエのまかり通る日本は高モニター社会
だが、こういう言行不一致を非難、軽蔑し、信念の人(低モニター)の人を高く評価している。

モニターストレス
対人場面では高モニターなのだが、一歩離れると低モニターになる。
できたらあんな風に人と合わせたくなかったと、あとから疲れる。

世間の目は世間に合わないと厳しい。(空気を読めって)
が、低モニターを高く評価する(調子よく人に合わせる人は信用できない)<矛盾


優越感と劣等感

優秀で知的で強く完璧な人は魅力的。そういう人に好意を持つ。
が、完璧(で優越感を持ってる)な人が身近にいると不快。
自分が劣等感を持ってしまうから。
デキる人に対しては、常にプラスとマイナスの二重の気持ちを持つ。

デキる人は、完璧すぎるより、たまに失敗する方が魅力的。
人はみな、人に優越していると思うことが快く、好き。

人間関係は自己中心的な優越感が常に介在している。
下手な人とテニスをすると優越感を持てるが楽しくない。上手な人とやると負けてばかりで不愉快。
勝ったり負けたり6割7割勝てる相手がいい。
(が、相手は3割しか勝てないので愉快でない。)


偶然をコントロールできる錯覚

いろんなもっともらしい情報から、勘を確信してしまう。
自分で考えて選んだ数字は当たるという理由のない自信 
(考えたんだから当たるんじゃないか。そういうスキルがあるという錯覚。心情的に当たる確率が上がる)
でも現実は確率は同じ。
ウツ状態の人の方が現実を見ている。

そんなコントロールの錯覚にはまってる人の方が幸せなのかも。
「可能性としての自分」を評価して生きている・・・<ポッシブル・セルフ>
可能性としての自分は、現実の自分よりもきっとよくなる と自分を肯定。


人の考えは自己チュウ

厳選してるつもりでも(知的に理由づけするが)、実は全く違った理由で選んでいたりする。


マイノリティへの偏見

一部の外国人が犯罪を起こすと、犯罪を起こすのは外国人だと思う。
一部の女性の運転が下手だと、女性は運転が下手だと思い込む。


~*~*~

うひゃ。長くなっちゃいました。


とまあ、そんな感じで(どんな感じだ?)、みんな自己チュウなんだよって本でした。



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サヨナライツカ [読んでみた!]

  サヨナライツカ
  著者:辻 仁成 
  幻冬舎文庫 


内容(「BOOK」データベースより)
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」。“好青年”とよばれる豊は結婚を控えるなか、謎の美女・沓子と出会う。そこから始まる激しくくるおしい性愛の日々。二人は別れを選択するが二十五年後の再会で…。愛に生きるすべての人に捧げる渾身の長編小説。


この話ってどうなの?

これってひょっとして男の理想? 

謎の美女がなぜか自分の事を知っていて、ものすごく好きでいてくれる。
そんでもって、その美女がすごく積極的。
で、すごい金持ち。
いたれりつくせり


少女漫画でいうところの、
かっこいいモテモテ男に何故か主人公がたった一人思われるっていう話が、
少女にとっては夢で、それこそ夢中になったりするんだけど
(たぶん男にとっては、そんなのありえんだろ?っていう)

それに対する男の夢?

そんな女ありえないから、目覚ませよ!みたいなw


大体ね。

都合のよい美女との言わば浮気を、美しく表現しようとするところがなんだか嫌なんだ。

美女が金持ちで積極的ってのも嫌。

妻となった人も都合よく良妻賢母っていうところも嫌だ。

主人公が都合よく出世してるのも嫌だし。

最後、都合よく美しく死別するのも嫌だ。

それを美しく美しく話をまとめようとしてるのがそもそも嫌。



いや、でも

身を焦がすような恋愛をして別れてしまった経験のある人が読んだら
すごく感動する本なのかもしれない。

が、何しろそんな経験ないもんだから、感動しきれないのかも。


いきなり美女が部屋に来て服を脱ぐあたりから、
わたしはダメだった。 ちょっと醒めてしまった。

そうなってしまうと、
死ぬときに、愛されたことを思い出そうと、愛したことを思い出そうと、どうだっていいじゃん・・・
なんて、思ってしまって。
どうしようもないねw

もっと素直な気持ちの時に読んだ方がよかったのかもね。

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「脳にいいこと」だけをやりなさい! [読んでみた!]

    「脳にいいこと」だけをやりなさい!
     著者: マーシー・シャイモフ
     訳者: 茂木健一郎
     三笠書房
  



<本の帯より> 
「驚きました! この本はコペルニクス的転回になるかもしれません!」
――茂木健一郎
「まさか、こんなことで?」と思った人にこそ読んでほしい。
・簡単で効果抜群の脳の大掃除
・脳の使い方がうまい人の7つの特徴
・脳に「ポシティブな回路」をつくる法
・食事・運動・生活・・・脳細胞が元気なら、なんでも思い通りに!
・眠っている才能を目覚めさせる脳の刺激法




ちょっと前に流行ってた本。

ばかな脳がよくなるかしらん。って思って、読んでみたw

・・・が

脳がよくなるとか、そういうことじゃなくて

「脳にいいことだけをやりなさい」っていうのは、「考え方次第で幸せになれるよ。」 っていうことだった。

要するに「楽観的」になりなさいっつーこと。

なんか、題名の持つイメージと内容が若干違う気がしてたのだけど、

原題は「Happy For No Reason」 っていうんだって。なるほどこっちの方がしっくりする。


幸せを感じるには、特別な豊かさなど必要ない。
自分の脳がそれをどう評価するかによって幸せ度は決まる。

ってことで、どうすれば幸せになられるかっていう実践方法が書かれている。

それは誰でも無理なくできるなこと・・・なんだけど

正直、内容あんまり覚えてないのだw


んで、

幸せを奪う習慣は、

・不平を言う
不満、自分を憐れむ、同情を得ようとする、被害者意識はNG
・他人のせいにする
責任転嫁するのはNG (自分の力をないがしろにしてる)
・自分を恥じる
すべて出来の悪い自分のせいだ。落ち込み、人からバカにされたと思い込むのはNG

この3つ。(これは忘れないようにメモったw)


ってことで、気を付けましょう。




最近、あほな子供の受験のことやなんやらで、心配事が多いんだけど、

もっとポシティブに考えた方がいいのかしらん。。なんて思いました。


・・・しかし、一方で

ゲームばかりしてる受験生に対して、どうやってポシティブに考えたらいいのだろう・・・

なんて思ったりもするw


どうしたらやる気になってくれるんだろ。 [読んでみた!]

  思春期の子が待っている親のひと言  
  著者: 大塚隆司




というわけで、子供が受験生なんだけど  (どういうわけか知らんけど。)

ほんとうに勉強しない。

それでいいのか?! っつーくらいやらない。

ま、一応宿題はやる。  (やらないと怒られるから)
ま、夏休みから塾も行きはじめた。 (しょうがなく)

・・・が、それだけ。


んで、ゲームばかりやってる。
下手すると1日3時間くらいやってる。 
もちろん、親としては怒りMAXですわよ。

で、「ゲームばかりしてていいの?!」 って聞くと
「勉強ばかりしてろって言うのか?! 受験生だってたまにはゲームやってもいいじゃん!」
と、言い返してくる。逆切れ。

勉強ばかりしてる? ゲームがたまに? 
突っ込みどころ満載なんだけどw

突っ込むところは突っ込んでおかねばと、ついつい私も言い返してしまって

ま、そのあと泥沼だわね。


その言い返し方には色んなパターンがあって、

いつもあの手この手で言い返してくる。


「今日は塾に行ったから勉強しなくていいんだ!」 
(へー、塾に行った日は勉強しなくていいんだ~?www) 

「頭のいいMくんだって、ゲームくらいやってるわ!」
「みんなゲームやってるから、俺もゲームやってていいんだ!」
(ほー、その人たちは1日3時間もゲームやってるんだ~?www)

「今日は土曜日だから、勉強しなくていいんだわ!」
(ほー、土曜日は受験生の安息日なんだ~?www)


・・・と、突っ込みどころ満載。

もうね、その後はすごい低次元な言い争いになるんだけどね。 


きっと私の言い方も悪いんだと思うんだけど。

どうしたらやる気になってくれるのか・・・



★☆★☆★☆


というわけで、 

どうしたらやる気になってくれるのか。

たぶん、こういう悩みって私だけじゃないはず。

何かいい本ないかなと。色々探してみて、みつけたのがこの本。


読みやすくて、なんていうか、すんなり頭に入ってくる。

体験例をあげて具体的に書いてあるからわかりやすい。オススメ。


要するにね、『話し方や接し方に色んなバリエーションを持つ』ってこと。

『相手の気持ちを汲んで話す』ってことなんだけど。

いつも「勉強しなさい!」って言われてたら、やる気なくなっちゃうものね。

そういうことだ。


例えば、

「どうして勉強しないといけないの?」って聞いてくる子の大多数は
勉強しなきゃいけない理由を知りたいわけじゃなくて、
勉強したくないから聞いてくる。
勉強しなきゃいけない理由を否定することで、勉強しなくてもいい理由にしたいわけだ。
そういうことだから、いくら勉強しなきゃいけない理由を力説しても、しょうがない。ことごとく否定されるだけ。
そうじゃなくて『勉強したくない気持ち』を受け取らなきゃいけないってこと。

んで、これだけはやってはいけない5つのポイント。

1.理屈で説得する (双方の論点価値観が合わないと議論にならない)

2.力をつかう  (対立・衝突・反発が起こる)

3.子供をコントロールする (他人をコントロールなんて無理)

4.子供の気持ちを無視する (相手の気持ちを無視して、気持ちを動かすことはできない)

5.子供をできない存在とする (その子の尺度から見れば、どの子もできる)


うん。やりがち。


他にも 叱るときは笑いながら叱るといい。とか、意外なことも書いてあったりして、
なるほど~って思った次第でございます。はい。
そういう人を動かす言い方ってのは、ちょっとした心遣いでかわってくるんだなって思った。
少なくとも、子供が言うことを聞かないことに対するイライラってのは軽減したんじゃないかな。

この著者は塾で10年間働いてたってことなんだけど、こんな先生がいたらいいな。ってマジ思った。

東京島 [読んでみた!]

東京島 
著者: 桐野夏生 
  新潮文庫 


内容(「BOOK」データベースより)
清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震える―。東京島と名づけられた小宇宙に産み落とされた、新たな創世紀。谷崎潤一郎賞受賞作。

今年の8月28日から映画館で上映されるらしい。 公式ページはこちら


無人島で、男の中にただ一人の女って設定。
面白そうだなと思って買ってみた。

・・・が、思ったほど・・・なんていうか。いまいち。

主人公が無人島生活で、逞しく、ふてぶてしくw成長(?)するわけだけど。
そのキャラクターに感情移入ができない。
あまりにも自分のことしか考えてなくて、好きになれないってのがあるのかな。
要するに、嫌いなタイプの女w

サバイバルってそういうものなのか?!
もっとこう、助け合っていこう・・・とか。ないのか。とw

どいつもこいつも・・・って感じ。

最後は、あああ~ってwなんか笑えた。

ま、がんばれよ! って、外の立場から見てると面白いかもしれない。

そういう意味では、キャラクター次第で、映画は面白くなってるかもしれない。

ワタナベが窪塚洋介って・・・なんかもっと汚いイメージなんだけど。 ちょっと見たいかもw
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もう消費すら快楽じゃない彼女へ [読んでみた!]

  もう消費すら快楽じゃない彼女へ
  著者:田口ランディ
  幻冬舎文庫


内容(「BOOK」データベースより)
地袋路上通り魔事件、TOSHIの洗脳、酒鬼薔薇聖斗事件、林真須美事件、野村沙知代問題、オウムなど、世の中を騒がせた社会現象の実相とは?そして微妙なバランスの上で成り立っている現実世界の柔軟性の本質とは?普通より少しだけ変わった人たちの哀しくも愛おしい姿に共感しつつ、それでも変わらぬ日常のリアルの数々を綴る名コラム。


例えば、ゴミを集め、ゴミ屋敷に住んでいるおばあさん。
例えば、通り魔事件を起こした新聞配達員。
例えば、幼児虐待する「ミュンゼンハウゼン症候群」の母親。

どうしてそんなことが起こるのか。起こしてしまうのか。
その背景にあるのは何か。
そうすることの意味は何なのか。

ってことで、
ランディさんが自分の経験に照らし合わせて、解説(なのかな?)している。

それが、本当にそういうことかどうかは別にして、なんとなく満足しました。


んで、私が一番心に染み入ったところは
野村さっちーの事を書いたところで、権力志向の「おとこの社会性」に対して、「おんな的社会性」を書いたところ。
なんかね、私ってちょいと社会性が欠乏してるんじゃないかって、自分で思ってるんだけど。

母親であることは、会社に勤めるよりも社会性を要求されるんだって。
どこがよ?って思って読んでみたら、あああ、ってな感じで。

子ども会、保護者会、病院、学校、地域活動・・・などなど
人とつきあうのが苦手だから、なんて言ってられなく、強制参加なんだ。
給料がもらえるわけでもなく、誉められるわけでもなく。
年齢、趣味、地位、職業、関係なく
みんな当たり前のようにニコニコとやるんだものな。
子供が何かしたら謝りに行き。周りにペコペコ頭を下げて。
風邪をこじらせたら、病院の先生から叱られ、ごめんなさいと謝り。

おんなの社会性ってのは、「挨拶。笑顔。礼儀。奉仕。」だって。

うーん。そう言われればそうかもしれない。
ほんと苦手なんだ。そういうの。
でも、そうやってきたんだなって。
母親って偉いよ。って誉めたくなったわ。

・・・・

まあね、
この本の感想はそこじゃないだろ!
・・・って、突っ込みたくなるけど、まあいいや。


その他には
「妻子を捨てるアレルギー男の話」
「完璧な盲人が視力を持って不完全な健常者になる話」
は、なっるほどな~って、とっても印象に残りました。

それから
「不幸のメールの話」
中国奥地の「達磨」という店で、達磨(ダルマ)にされた日本人に助けを乞われた人
が良心に苛まれ、自殺する前に出したとされるチェーンメールの話
で、その不幸のメールを次の人に送ってしまう人の心理なんかを書いてるんだけど。
もうね、そんなこと関係なく、達磨こえ~

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コンセント [読んでみた!]

    コンセント 
    著者:田口ランディ 
    幻冬舎文庫 


<本の紹介文より>
ある日、アパートの一室で腐乱死体となって発見された兄の死臭を嗅いで以来、朝倉ユキは死臭を嗅ぎ分けられるようになった。兄はなぜ引きこもり、生きることをやめたのか。彗星のごとく出現し、各界に衝撃を与えた小説デビュー作。

兄の死から、精神が不安定になる主人公。
兄の死の理由は何か?
自分に起こっている変化は何か? 
自分はおかしくなってしまうのか?
やがてトランス状態になり
そして・・・(略w)


なんだかすごい。色んな意味で。

まず、エロいw
もうどうにでもなれって感じのエロさ
それと心理学。
この本の著者のランディさんは、心理学をやってたので詳しい。
ほー、なるほどなぁって。
それからシャーマニズム。
シャーマニズムっていうのは、巫女とか霊媒師とかそういう人を中心にした宗教みたいなものなんだけど。
とても未知な世界。

そういうのがオカルトチックに、そしてとてもリアルに書かれていて、ほんと面白かった。


で、最後は・・・あれま。 


でも、私はこういう終わり方も、ありかなって思った。


娼婦って立派な仕事かもしれないって思ったりする。 売春婦とか風俗嬢とか。
多くの女性は、たぶん自分がいいと思った人としかできなくて。
でも、いいと思われない人もたくさんいるわけなんだ。
例えば、以前テレビで見たんだけど、 重度の身障者の男性が、女性と出会える事もなく過ごしていて
それでも性欲はあったりするわけで。
それをどうやって処理するのか。って
変な話、自分で処理するにも体が思うように動かないとだめで。
ホームヘルパーさんにやってもらうのか?
私なんかだと、そういうことのお手伝いってできないんだ。
何故できないかって・・・・いやだと思ってしまうから。
それは、長年刷り込まれ培われた価値観が、そういう行為が下品で汚い事のように感じてしまうからなんだけど。
でもね、そうやって考えると娼婦ってすごいよ。(よくわからんけど)
人が嫌がること(?)をやっている。(好きでやってるのかもしれないけど)
で、それは、人を癒すことであったり救ったりすることで。(たぶん)
だから、娼婦って、変な価値観を持った女より、天使や女神に近いんじゃないかって思うんだ。


この本に書かれてる兄は、著者ランディさんのお兄さんがそのままモデルになっているらしい。
たぶん、ランディさんは私には計り知れないような人生を歩んできたんだろうな。と思う。

んで、私はすっかりランディさんにハマってしまったわけなんだ。
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人生が全部うまくいく本 [読んでみた!]

   人生が全部うまくいく本 
   著者: 斎藤 一人
   知的生き方文庫


内容(「BOOK」データベースより)
「嫌な気分」がしても、すぐ「スっとした気分」になる、「景気の悪いとき」に「景気のいい話」ができる、「売れる物」を「飛ぶように売れる物」にする…「1回読む」と困ったことがなくなる。「7回読む」とすべてが思い通りになる。「伝説の名著」、ついに文庫化。

この斎藤一人さんってのは、
ダイエット食品「スリムドカン」などのヒット商品で知られる「銀座まるかん」の創業者で、
すごい成功を収めた人なんだってね。

パラパラとめくってみて、読みやすそうだったので買ってみました。

で、読んでみると、力強いのよね。
優しい言葉でも言い切り型なので、ああ、そういうもんなんだって、妙に説得力がある。
商売人向けに書かれてるみたいだけど、そうじゃない人も読むといいんじゃないかな。

仕事に対する姿勢なんかちょっと反省してみたり。
明日から、ちょっと心を入れ替えてがんばってみっかな。なんて気持ちもおきたり。

もちろん、これを読んで、「人生が全部うまくいく」なんて考えちゃいないが。 
そんでもって、「うまくいく」っていうのがどういう状態を言うのか、よくわからないのであるが。


私がいいと思ったところは

・「それは簡単ですね」って言える人が成功者になるんだ
・「感謝の多い人」「感謝の足らない人」の天国と地獄の差 
・「生きてる!って感じで生きる」これが人生のコツ
・「いい経験したな!」終わったことはそう思うしかない
・「働き者の作り方」教えます

こんなところ。

(あ、考えてみれば、本の中のほんの一部だけだわ。)


特に「感謝」のところは なるほどなーって思いました。

人を恨んだりするようなことでも、いい勉強になったと感謝できればいいよね。
なかなかできないんだけどね。

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グズをなおせば人生はうまくいく 解決編 [読んでみた!]

グズをなおせば人生はうまくいく 解決編 
著者:斉藤茂太
大和書房



<本の帯より>
グズは、なぜ「時間がない」のか? 時間をムダにしない「目からウロコ」のヒント満載!

うん。わかってる。
自分がグズだって。

いつでも時間ギリギリになってしまうし。
いつの間にか1日が終わってる。

たぶん私だけ1日5時間くらい少ないんじゃないかと思ってる。


んでだ!
これを読んだわけなんだけど。

私も人並に1日24時間になるんじゃないかと。



もうね、最初の章、胸が痛い。

自分のことがズラっと書いてあるんだもの。 

遅刻グズ
ボーっとグズ
のろまグズ
ぼんやりグズ
非効率グズ

うん。これわたし・・・

わかってる。


んで、それの解決策が丁寧にわかりやすく書いてあって、なるほどなーと思ったのだけど

治るような気がしない。

だって、必要事項を書き出してスケジュールを作るとか、めんどうなんだもの。(そこかよ!)

でも、2章目からは「目からウロコ」もあったりして、参考になった。


例えば・・・

ストレスは 別のストレスで解消できるとか。
休んでも疲れがとれない時は、あえて体を動かすと意外に疲れがとれるとか。
自分で完璧にやろうとしないで「ありがとう」の言葉で人の手を借りるとか。
心配する前に「即答」しちゃえだとか。
本音が言えないときは、心の中で「本音を言うと」と言うと、言いやすくなるとか。
失敗して気落ちしてしまうより、成功するまでやるとか。


・・・

まあ。

今のままでもいいか。


・・・


ああ、これがグズの原因か!


誰か・・・わたしを殴ってくれ。
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